知恩院とは?
京都の有名寺社仏閣の一つとして名前があがる「知恩院」。正式名称は「華頂山知恩教院大谷寺」といい、1175年創建とされています。当時の仏教は厳しい修行を経た人が救われる、という教えが主流でしたが、念仏「南無阿弥陀仏」と唱えれば、極楽浄土に行ける、とやさしく解釈し、庶民にも広く教えを説いた、浄土宗の開祖である法然上人が、晩年まで過ごされた場所に建つ、浄土宗の総本山です。7万3千坪(約241,322㎡)の広大な敷地内には、庭園2つを含む13の建造物があり、敷地内は移動のためのシャトルバスも走り、国宝や重要文化財指定の建造物や四季折々の自然の美しさなどさまざまな見どころがあります。
知恩院ってどのあたりにあるの?
京都駅からは、市バス206系統 約23分 「知恩院前」下車 徒歩5分
その他、阪急「京都河原町」駅からはバス+徒歩あるいは徒歩15分、京阪「三条」駅からはバス、京阪「祇園四条」駅からは徒歩10分です。
ザ・ゲートホテル京都高瀬川から知恩院は約徒歩15分です。
知恩院のみどころピックアップ
二つの国宝
三門
知恩院の入り口であり、本堂の前にある正門です。高さ24メートル、横幅50メートルで、日本最大級の木造の門で、国宝に指定されています。2階部分(楼上)には、重要文化財指定の仏像が安置され、天井や柱、壁などには楽浄土に住む鳥や天女、飛龍が極彩色で描かれています。残念ながら、楼上内部は通常非公開ですが、特別拝観の期間などご覧いただける期間もあるそうです。
御影堂
約10年間におよぶ大修理を2020年に終えたばかりの御影堂。
元祖法然上人の御影(みえい)を祀ることから、「御影堂(みえいどう)」と呼ばれ、俗に「大殿」とも呼ばれます。現在の御影堂は1639年(寛永16年)に徳川3代将軍家光公によって火災による焼失から再建されたものです。今回の大修理でよみがえった、徳川家が当時の最高の技術を投じて造った輝きを是非とも拝んでみたいですね。
二つの庭園
友禅苑
昭和に作られた庭園で、東山の湧き水を引き入れた池のある庭園と、水を用いず、砂利などで水を表現する庭園様式である枯山水の二つの日本庭園が同時に楽しめます。桜や紅葉の時期にはライトアップもあります。
方丈庭園
江戸時代初期に作られたとされる池泉庭園です。石と苔と刈り込まれた樹木が織りなす日本らしさを堪能できます。方丈庭園から続く、山亭庭園へは、階段をのぼっていきます。京都市内を一望できる絶好のスポットです。
二つの坂道
男坂
三門をくぐると、すぐに目に入る階段が男坂です。御影堂へと続く階段ですが、かなり旧勾配で51段あるそうです。
女坂
男坂に対し、こちらは、なだらかな階段です。上りきったところで、男坂と合流します。
どちらの階段もきつい、足腰に自信がない、という方には、三門の階段さえもスキップして、御影堂がある地点まで行けるシャトルバスをお勧めいたします。
ライトアップ
知恩院には主に、春と秋に、夜間特別拝観としてライトアップ期間があります。桜や、紅葉もライトアップされ、とても幻想的です。時間や拝観できる場所は限定されていますが、同時にさまざまなイベントや限定御朱印授与などもあります。旅行の時期が合えば、是非、プランに組み入れたいですね。
参拝のあとは
座ってゆっくりお休みしたい
広大な敷地を散策したあとは、きっとお疲れのことでしょう。お食事でおなかを満たしたり、カフェで休憩したり、と行きたいところです。
知恩院の目の前にあり、知恩院の宿坊である「和順会館」には、蒸料理や精進料理などを、朝食、ランチ、夕食で、旬の食材をヘルシーにお楽しみいただける「花水庵」があります。
また、同施設内にある「カフェかりん」では、コーヒー「知恩院ブレンド」や軽食、スイーツなどが、気軽にいただけます。
足を延ばしてもう一か所
せっかく京都に来たのだから、時間をフルに活用したい!そんな方には、知恩院から徒歩5分の八坂神社を訪れてみてはいかがでしょうか。
または、三門をでて北にまっすぐ行くと、平安神宮もあります。(鳥居の写真は総支配人が撮影しました。)
Visit Information
開門時間 | 午前5時~午前6時(時期によって異なります) ※各所受付は午前9時~ |
閉門時間 | 午後4時 |
閉門日 | お休みはありません。 |
拝観料 | 知恩院への入場は、無料です。 |
庭園拝観料
友禅苑 | 方丈庭園 | 共通券 | 備考 | |
大人 | 300円 | 400円 | 500円 | 高校生以上 |
小人 | 150円 | 200円 | 250円 | 小・中学生 |
団体 | 270円 | 360円 | 450円 | 30名以上 (大人のみ) |
受付時間
友禅苑 | 午前9時~午後4時 |
方丈庭園 | 午前9時~午後3時50分 |
開閉門時間、拝観料、イベントの開催などの最新情報は知恩院のウェブサイトにてご確認または、直接お問い合わせください。
住所 | 605-8686 京都市東山区林下町400 |
TEL | 075-531-2111(代) |